5.大井宿~大湫宿

約22.1km

大井宿から南下し、山間のワインディングロードと幾重にも続く棚田、そして市街地を眼下に望める恵那市の高台ルート「東美濃ふれあい街道」を走ります。

武並からは下街道沿いに進み、釜戸から北上してヒルクライムで山間の宿場、大湫宿に向かいます。

 

【コースの見どころ】

  • 大井宿
  • 大井宿本陣跡
  • 中山道ひし屋資料館
  • 明治天皇行在所
  • 旅館いち川
  • 県内の宿場で最多の枡形
  • 東美濃ふれあい街道
  • アグリパーク恵那 ふれあい広場
  • 下街道
  • 大久後不動の滝
  • 森川訓行家住宅(丸森)
  • 大湫大杉
  • 大湫観音堂
  • 大湫宿

 

 

大井宿 

市街地であるにもかかわらず、かつて庄屋を務めた古い町屋建築が現在も残り、情緒ある雰囲気を漂わせています。日本橋から数えて46番目の宿場町にちなんだ「しぶろく」ブランドによる町おこし、そして明治天皇行在所の改修など「大井宿」再発見の動きも活発で、新しい魅力を生み出し続けています。

下街道

竹折、釜戸から土岐市。多治見市を経て名古屋へ行く道。

この道は、土岐川沿いの平坦地を進み、付近には人家も多く、そのうえ名古屋までの距離は中山道より4里半(約18km)近かったため、下街道は一般旅行者に加えて商人や伊勢神宮への参拝者も多く大変にぎわいました。

 

旧森川訓行家住宅(丸森)

旧森川訓行家住宅は、中山道大湫宿の北部に位置し、一族の中でも各々を区別するために「丸森」と呼ばれ、旅籠屋の他に尾州藩の許可を得て塩の専売も行い、繁盛を極めたとされています。建物は江戸時代末期の建築と推察され、江戸の町屋形式をそのまま有し、当時の旅籠・商家の雰囲気をよく残しています。昭和20年代まで住居として使用され、一部は現代様に改修されているものの、建物は建具類を含めてよく保存されています。平成18年には国登録有形文化財に登録されました。


大湫宿

「大湫宿」は、東に「十三峠」、西に「琵琶峠」が控えた、のどかな山間の宿場町です。商業的に観光化されたところはほとんどなく、昔のままの面影を残している。旅籠や店は営まれていないが、建物は今も『住まい』としては現役。「往年の旅人気分で歩いてもらいたい」と、街道沿いの民家には旅籠だったころの屋号が軒先に掲げられた粋な演出がされています。